ものさし(物指・物差)
ものさしのいろいろ ・・・いろいろなものさしがあるものです。
『ローマン・スケール』
古代ローマのものさし。多分最初のグローバルメジャー。10が足の長さとほぼ等しい。
ものさしも、身体を基本にしていた。日本の古代のものさしも載せたいが。
『30cm ものさし』
機能的できれいですね。数字は一切使ってありません。
上のへこみは毛筆用の支え。昔の知恵ですね。
『計算尺』
計算してくれるものさし。しくみについては、78、比例を拡げる…(ずらしても比例している対数目盛、計算尺の原理)へ。
対数目盛りという、大変便利な目盛を持ったものさし。
『1/2、 1/5ものさし』
どんな使い方をするのだろうか。考えてみましょう。
下の目盛は1mm。上が2分の1。一目盛は、0.5mmだが、新しい目盛がうってある。50mmで10。
(1)2分の1なのに、どうして10が50なの?
(2)2分の1で測ったものは、実際の長さではいくつ?
下が1mmで、上はその5分の1、つまり、0.2mm。
めもりはどうとってあるのだろうか。20mmで10にしてある。
(1)20mmで10にしてあるのはなぜ?
(2)5分の1で測ると、どんな良い所があるかな?
『折尺』
いろいろな形になるのが面白くて、子どもの頃に遊んだ覚えがある。
今は、多角形を作るときに使っている。
三角形や四角形の合同にも使える。折れ線の幾何学の見本。
巻尺ができたら、ほとんど使われなくなった。
でも、携帯ものさしの原型として優れている。布の巻尺よりも便利。
『端からものさし』
花瓶などの深さを測る時に便利。
30cmの竹のものさしは、こうなっているが、プラスチックのは珍しい。
作るのが難しいのだろうか。数教協の大会で購入した。
『縦横ものさし』
5ミリ方眼になっている。縦横を測る時に、定規をいちいち動かさなくても良いので、ものぐさには大変便利。
面積も測ることもできる。透明なので、風景を探る時にも使える。
『歴史ものさし』
仮説社で売っている。一見、歴史年表。
もっとも、歴史年表は、時間を長さに変えて作っているのかもしれない。
中学生の頃、平安時代と江戸時代が長いのが不思議だった。
歴史の時間が、長さに置き換えられている。
こうやって見ると、昭和というのはけっこう長い。
古代・中世・近世・近現代というのは、後知恵の人間のものさし。
『尺金(さしがね)』
角目と丸目は違う目盛。角目は対角線の長さを出し、丸目は直径から角材の一辺の長さを求める。
尺金の1寸と鯨尺の1寸は違うらしい。
江戸幕府は、1反の長さを2丈6尺と決めていたことによる。
『鯨尺』
和裁を仕立てるときにこのものさしを使う。
悪いことをすると、裁縫をしている母親から、このものさしで叩かれた覚えがある。
1尺は、25/66m。通常の尺の1尺2寸5分にあたる。
最初は、鯨のひげ骨で作った。
『巻尺』
そりが付いていて、1mぐらいはまっすぐになる。
家具などの長さを測るのに便利。自動で巻き取る。
『超音波メジャー』
これもものさし。電子ものさしといっても良い。商品名も「電子メジャー」
超音波を発射させ、それが反射するまでの時間を測定して距離を測る。
オークションで買った。いろいろ試してみると、cm単位までは測定できる。
反射させる面によって、多少誤差がある。
片方から測れるところが便利。
ドップラー効果を試すと面白いかもしれない。
発射面
音波を発射する。放物線になっている。
なお、0.7m≦M≦18mの範囲しか測定できない。
maid in china「Urtrasonic Distance Measurer」
『素数ものさし』
これを考えた人は、この物差しを使うと自然と計算ができるようになると考えた。
とても優れたデザインの物差しだと思う。
ところで、この「素数ものさし」でどんな自然数でも測ることができるのだろうかということが気なる。
実際に使ってみよう⇒ジオジェブラアプレット【素数ものさし】
『人を測る物差し』=優劣のものさし・テスト・記録・お金・地位・・・写真にするのにはばかれる。
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