バウンズボール



T:「落体の法則」の砲丸投げでは、地面に着いたらスットプするようにしてあるんだけど、これをボールのようにバウンドさせることもできます。

T:このシートを見てください。→反発係数を1にして
S:なんかおかしいな。
S:バウンドが同じなんだ。
S:実際はバウンドが小さくなっていくよ。

T:そうなんだ。それでバウンドが小さくなるようにプログラムしたい。ところがプログラムにするには、実際にどのように小さくなっていくのか知らなければならない。

T:さて、このスーパーボールはどのようにバウンドするのだろうか?
 まず、1メートルの高さから落とすと・・・(実験)76センチまでバウンドする。
 では、50cmの高さから落とすと、何センチバウンドするのだろうか?
S:きっと、半分の38cmだよ。

T:どうしてそう予想したの?
S:高さが半分だから、バウンドも半分になると思いました。
T:そういう関係を?
S:反比例です。
S:あれ?正比例じゃないの。半分が半分だから、2倍なら2倍よ。
T:そうですね。正比例ですね。では、予想通り正比例になるのか実際に調べてみましょう。

   ・・・ 実験 ・・・

  X : 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0
 ――――――――――――――――――――――――――――――
  Y :  76 70 61 54 46 38 30 23 15   0

S:やっぱり比例している。Xが2倍ならYも2倍だ。
S:このスーパー・ボールのバウンドの法則はY=3/4X だ。

T:そうすると、プログラムで跳ね返る強さ(スピード)を3/4倍にしてやればいいということだね。
 では、プログラムをそのように直してと・・・

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S:おっ!! ちゃんとボールがバウンドしているように見える。実験は大成功だ。